江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 萌出性嚢胞とはどういうものか?

 

萌出性嚢胞(ほうしゅつせいのうほう)という難しい漢字の疾患を聞いたことがあるでしょうか?

 

疾患といっても多くの場合は問題になるこはありません。

 

この萌出性嚢胞というものは多くの場合はそのまま放置しても問題ないことが多いからです(生まれた時にある場合は抜歯が必要な場合もあるようですがそのようなものは非常に稀です1)。

 

ただし、何故病気と思うかというと腫れてくるからです。

 

歯がはえてくる場所が膨らんできて、ぷにぷにしている(専門用語で波動性といいます)のでおかしいと感じられ、それで病気なのではないかと思われる方が多いようです。

 

しかし多くの場合は自然に小さくなって問題がなくなることが多いのでそんなに心配しなくても問題ありません。

 

色は淡いピンク色の時と、やや青紫っぽい色をしているので、ちょっとおかしいと感じるかもしれません。

 

永久歯にもみられますが、乳歯の方に多く見られます。

 

また、一番多くみられるのは乳歯の臼歯です(写真も乳歯の臼歯にあるものです)。

 

難しい文字ばかり並んでいますが、最初の萌出と言う意味歯が生えてくることを言います。

嚢胞と言うのは組織内に病的に形成されたふくろ状(球状)のもので、中に液状成分がありその液状成分周囲を上皮に覆われているものです

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 萌出性嚢胞写真

新版 家族のための歯と口の健康百科,東京,医歯薬出版株式会社 P.63より筆者改変して引用2)

疾患の中で嚢胞と名前がつくものは手術によって取り除かなければならないものが多いですが、この萌出性嚢胞にかんしては放置して問題ありません。

短期間のうちの自然になくなり、痛みもありません。

この萌出性嚢胞がなくなると、歯がはえてくることになるので安心して見ていて下さい。

治療が必要な例として、非常に稀なものが生まれた時に萌出性嚢胞がある場合です。

この場合は抜歯もあるそうですが、稀というのは国立栃木病院の下村先生によると新生児の時に認められる萌出性嚢胞(新生児ではまず、ほとんど見る事はないと思いますが)で数か月経過しても萌出性嚢胞が無くならない場合は抜歯を行ったお子さんがいるようです。

しかし、このようなことは通常はほとんどありませんから心配しなくて良いです。

参考文献:

1)下村絵美、岩渕博史 :出生時にみられた萌出性嚢胞の臨床的観察.児歯科学雑誌42(2):3082004.
2)伊藤 公一ら編:新版 家族のための歯と口の健康百科,東京,医歯薬出版株式会社 63.2013.

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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