一般的に患者さんは、どの様な流れで矯正治療を行うか解らない事が多いと思うのでその流れについて簡単にお話をさせて頂きます。

 

簡単に説明したフローチャートを最初に載せます。

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 矯正治療フローチャート

 

ここで最後に出てくる項目として「保定」という治療があります。

 

保定についてはこちらのサイトで詳しく説明していますので興味がある方はこちらをご覧下さい。

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矯正治療が終了したあとに必要な保定という処置


 

これはあくまで、矯正認定医もしくは専門医がこの様に治療を行っている場合が多いというものでそうではない先生もいらっしゃる可能性もあるので、その様な場合は当てはまらない事も考えられますのでご了承下さい。

 

それでは、ちょっと詳しく説明していきましょう。

 

矯正相談(ここで患者さんがどの様な事を治療したいのかを我々担当医が聞きだします)。

 

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矯正医の話を聞いて患者さんが治療を希望した場合は、診断(矯正治療を行う為)用の資料を取ります。ここでの資料とはレントゲン写真(頭部X線規格写真、パノラマX線写真、前歯のデンタルX線写真、場合によってはCT)、お口の中の型取り(場合によっては、厳密な噛み合わせのデータ収集)、お顔やお口の中の写真を取ります。

 

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                   診断を行い治療方針を決定します

                           

そして、ここからが最初に載せたフローチャートの様な治療方法になります。

これら最初の図について詳しく説明して行きます。

成長が見込まれない成人の場合は分かりやすいので説明は割愛します(この成人の場合の治療は別名第二期治療と呼ばれます)。

成長がある場合は上下の顎の位置によって治療方針が異なります。

成長を利用した治療を行う場合は第一期治療と呼ばれます。

1.成長があって顎の前後的位置に異常がある場合(上顎前突:一般に言う出っ歯 や下顎前突:一般に言う受け口)は顎を正しい位置になるよう強い力をかけます(顎整形力といいます)。

2.成長がなくて(大人の場合)顎の前後的位置に異常がある場合は、余りにも顎の前後的差が大きい時は外科的な手法を併用した矯正治療となります。

3.顎の前後的差が大きいけれど、外科的な処置を望まない場合は妥協的な矯正治療(補綴:冠を被せたりする方法)やインプラントを使用した矯正治療で対応できる場合は矯正用インプラントを使用した治療となります。

4.顎の前後的な差が少ない場合は顎の前後的差が隠されるように矯正治療を行います(カモフラージュ矯正治療と呼びます)。

そして、顎の前後的位置がある程度

全ての動的矯正治療(矯正装置が入っている状態)が終了したら、保定と言う処置になります。

保定と言うのは、綺麗に並べた歯の状態をその状態で保つ方法を言います。

これらが、一般的な矯正治療の流れです。

日本矯正歯科認定医や専門医は、大学病院などで研修を受けているので成長のコントロールを行うトレーニングを受けています。

また、その効果の診断についても分析する事ができます(頭部X線規格写真を分析する事)。

それによって成長のコントロールが上手くいっているか否か(顎の前後的位置を改善する装置を継続して使用するかどうかの判断ができます)を判断することが出来るので。

これらの矯正治療に用いる装置についてはまた別の機会にお話をさせて頂きます。

 

YOU歯科 院長 日本矯正歯科学会認定医 石井 教生(歯学博士)