通常、大人でも歯科治療を受けるのは嫌でしょう。
ましてや、小学生位のお子さんが大人しく歯科治療を受けるのは普通嫌いなはずです。
歯科医である私も治療を受けるのは嫌です(いつも他人には歯科治療を行っていますが)。
しかし、私の兄も歯科医で北海道の南幌町(私が開業している江別市の隣まちです)で歯科医院を開業していますが、私と同じシステムで治療を行ってもらうと大分歯を削る不快感は減りました(ただし、兄の所には笑気ガス麻酔がないので笑気ガス麻酔があるともっと違うと思います)。
YOU歯科で小学生の歯科治療を行う際には大人の治療でも行っている痛みが少ない治療(減痛治療)の他に笑気ガス麻酔を併用した治療を行います。
笑気ガス麻酔は注射による麻酔ではなくて、鼻から吸う麻酔です(専門用語では吸入麻酔と言います)。
「歯科治療で吸入する麻酔を使用しても大丈夫なんだろうか?」と疑問に思われる保護者の方もいるでしょう。
しかし、笑気ガス麻酔には毒性や副作用がありません(心配なら笑気ガス麻酔 安全性でweb上で検索してみて下さい)。
理由は血液に溶けて麻酔効果を発揮して、そのまま排出されるからです。
注射による麻酔は副作用があります。
注射による麻酔には麻酔薬の効果を高める為に、血管を細くする薬(専門用語で血管収縮薬と言います。血管が細くなれば麻酔を効かせたい場所に麻酔薬が留まってくれる可能性が高くなるからです)や保存薬(専門用語でメチルパラベンといいます。これを使用しないと麻酔のコストが上がってしまうので、国としても添加を許可しているのでしょう)。
血管を細くする薬は、心臓に問題があるお子さんには使用できませんし、保存薬にはアレルギー反応を示す場合があります。
なにより、非常にまれですが注射による麻酔薬(専門用語では局所麻酔薬と言います)自体にアレルギーを示す人がいます。
笑気ガス麻酔薬にはそのようなアレルギー反応はありません。
また、注射による麻酔のような痛みも吸う麻酔なのでありません。
この笑気ガス麻酔と減痛治療を併用する事で小学生の患者さんに応用することで、嫌がらないで歯科治療を受けることが可能です。
ささいな事ですが、お薬が硬化する時間もユニットにあるパソコンモニターでDVDを見て貰うことでも待っている時間を感じさせないで治療を受けることが可能になります。
YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生
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