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2020年7月

小児歯科でのシーラントを成功に導くには

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 シーラント YOU歯科・小児歯科・院長 ブログ

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 シーラント

 

 

むし歯の予防的処置として数少ない保険適用がなされている処置がシーラントと言う処置になります。

 

 

シーラントと言うのは、むし歯になりやすい奥歯(稀に前歯にも使用しますが)の複雑な溝を人工的な材料で埋めてあげる処置です。

 

 

これによってむし歯になりやすい部分を予防することができて、私自身も非常に有用な方法だと思います。

 

 

ただし、シーラントを行うにはいろいろな注意点があるのでそこのところを頭に入れてからシーラントを行うようにしましょう。

 

 

シーラントを行う必要があるのかないのかというのが1番最初にある重要な問題です。

 

 

というのは、適用ではないお子さんにシーラント処置を行う場合、逆に虫歯になるリスクをあげてしまう可能性もあるからです(実際にその可能性について説明します)。

 

 

そのため、シーラントには大きく分けて2つの材料があるのですが、その材料を選択する前に最も重要な事は定期的に管理できるかと言うことです。

 

 

ただし、理想と現実は異なり、定期的に通院してくれると約束していて通ってもらいたいケースがあるのが実際の臨床なのですが・・・・・

 

 

定期的に管理できない場合は、良好な結果を得ると言うのが非常に難しくなります。

 

 

シーラントを行う際には、材料によって大きく分けて2つの方法があります。

理由を説明します。

 

 

材料の説明とともに何故定期管理ができないと問題が生じるかについて同時の説明です。

 

 

1.レジン系シーラント

シーラントの材料として用いられるのはレジン系シーラントです。

 

 

これは、歯の表層であるエナメル質を酸処理(歯にくっつき易くするために)して、プラスチックのような材料であるレジン系のシーラントを行う方法です。

 

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 3Mシーラント

 

 

しっかりとした管理ができて、かつ最もトラブルが少ない方法は、このレジン系のシーラントをラバーダム防湿と言う方法で唾液を入りにくくしてシーラントを行うことです。

 

 

しかし、ラバーダムを行う場合クランプと言う飯にかける金具を使用するときに痛いことがありますので、必要に応じて注射による麻酔を行わなければなりません。

 

 

当院のようにむし歯の処置でさえ注射による麻酔を使用しない歯科医院からするとこの時点でハードルが高くなります。

そのため、当院においてはラバーダム防湿の代わりに唾液を吸う特殊な機器(ZOOと言います)を使用して極力唾液が入らないようにしています(ただし、これでもラバーダム防湿の方が効果が高いです。それでも、使用しないよりは使った方が防湿の効果は高いです)。

 

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 ZOO写真

 

 

この方法は、上手くいけば接着力も高く次に述べるグラスアイオノマー系の材料よりもトラブルが少ないです。

 

 

しかし、医療に絶対はありません。

 

 

せっかく行ったシーラント処置ですが取れてしまう可能性も0ではないのです。

取れてしまった場合は、歯の表面に酸処理をしていますのでむし歯のリスクが高くなってしまうのです。

 

 

2.グラスアイオノマー系シーラント

 

 

もう一つの材料はエナメル質を酸処理しないで、処置を行うセメント系の材料であるグラスアイオノマーセメントと言う材料を使ってシーラントを行う方法です。

 

 

酸処理をしなくて良いならこちらの方が優れているとお思いになるでしょうが、歯にくっつく力(接着力)と噛んだ時の強度がレジン系シーラントに遥かに劣ります。

 

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 フジⅨ.jpg

 

 

ただし、このグラスアイオノマー系シーラントの非常に優れた点はむし歯予防効果の高いフッ素をため込んで周囲に放つ(徐放効果)があります。

 

 

強度と接着力があれば、歯の表面を酸処理しないくて良いですしフッ素の徐放効果あるので間違いなくこちらを使いますが、取れやすかったり途中でかけたりします。

 

 

問題となるのは途中でかけてしまうことです。

 

 

そうなるとむし歯の原因である汚れ(専門用語でプラークと言います)が溜まりやすくなってしまいます。

 

 

繰り返しになりますが、定期的に管理していれば、両方の材料で対処が可能ですが、定期的に管理していないと問題が生じてしまう可能性があるのです。

 

 

むし歯の予防的処置は管理と密接にかんけいます。

 

 

最後にむし歯になっても、適切な予防処置(フッ素など。日本では自費になってしまう可能性が高いですが)を行えば初期のむし歯は進行しないという論文について解説しておしまいにします1

 

 
北欧のスウェーデンは予防歯科の先進国です。
 

 

ここで行われた研究では11~13歳の子供を対象として、適切な予防処置を定期的(この研究では多くの子供は年に1回の誕生日)に行った場合8~10年程度経っても5%しかむし歯を削って詰める処置をしなくて良かったと言うデータです。

 

 

このことからも、しっかりとした予防的な処置を定期的に行う重要性がわかると言う論文です。

 

 

参考文献:

Majare,Iら:Caries development from 11 to 22 years of age:A prospective Radiographic Study.Caries Res,3210-6,1998.

 

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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(受付時間9:30~17:30)※当日でも承ってます

 

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