まだ、「小さい時期(1歳半~2歳半位の時期)に歯ブラシをするにはどのようにしたらよいか?」という質問を受けるときがあります。
一般的な正解は膝の上に仰向けに寝せて、明るい場所でお口の中をよく見て確認して磨くというのが正解です。
しかし、全てのお子さんにあてはまる訳ではありません。
それは、仰向けに寝るのを嫌がるお子さんがいる為です。
この理由は、平衡感覚を支配している三半規管という器官があります。
この三半規管は脳の近くにあります。
1歳半~2歳半位の時期では脳の発達が顕著なので仰向けにねると不安定感を訴えて不安になってしまう為に、膝の上に仰向けで寝るのを嫌がるお子さんがいるのです。
3歳くらいになると脳の著しい発達が落ち着いてくるので、その頃まで仰向けに寝るのを嫌がるお子さんは無理に仰向けにしない方が良いです(嫌がらないお子さんはこの限りではありません)。
その為、3歳位になったら仰向けに寝てお母さんの膝の上で歯ブラシをすることを嫌がらないようになります。
では、その様に「仰向けに寝るのを嫌がる子はどうしたら良いのでしょうか?」という質問を受けます。
その時は、定期的に仰向けになることを試みながら嫌がればお母さんの膝の上に座らせて磨かせて、更に仕上げ磨きをすることをお勧めします(その為、膝の上で向かいあって座るというのが正解です)。
確かに、仰向けになって明るい場所で確認しながら磨くというのが一番良いですが歯ブラシを嫌がるようになっては元も子もありません。
ある程度代用できる姿勢であれば、妥協して歯ブラシをしっかりすると言うのがお勧めの姿勢なのです。
YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生
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