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2020年4月

子供の歯ぎしりは問題ないのか?

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 子供の歯ぎしりについて YOU歯科・小児歯科・院長 ブログ

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 子供の歯ぎしりについて

 

 

乳歯しかないような小さいお子さんが「歯ぎしりをするけど問題はないですか?」言う相談を受けました。

 

 

その方が「小児用の歯ぎしり防止装置や矯正治療」について聞いたのでびっくりしました。

 

 

「そんなの聞いた事がない」というとインターネット上では上記の「小児用の歯ぎしり防止装置や矯正治療」のことが書いてあると言っていたのでちょっと調べてみました。

 

 

DeNAが閉鎖したWELQではありませんが、かなり誤った情報がウェブ上にあったので、ここで詳しく解説をさせていただきます。

 

 

ここのページでは日本矯正歯科学会 認定医としてお話しをしていきますが日々の診療では多くの小児患者さんも診療させて貰っていますので小児歯科の立場からもお話をさせて頂きます。

 

 

歯ぎしりは個人差もありますが、小さいお子さんでも歯ぎしりを行います。

 

 

小児の歯ぎしりは文献によって差がありますが、概ね数パーセントだと言われています1

 

 

しかし、多くの調査が両親からの聞き取りなので、実際に正確に小児が歯ぎしりしているかどうかを判定するのは難しいでしょう(音のしない歯ぎしりもありますから)。

 

 

実態はもっと多いのではないかと私は思います。

 

 

ウェブ上で上に小児の歯ぎしりに関して調べてみるとかなり誤った情報がアップされているので注意が必要です。

 

 

多くのウェブサイトで、ナイトガードと言う歯ぎしり防止装置を使用したほうが良いと言うサイトがありますがこれは誤りです。

 

 

成人においては、歯ぎしりを行うと歯周病などが増悪したり、補綴物というかぶせものが壊れたりしたりと言う悪影響が出ます。

 

 

しかし、小さいお子さんの場合はよほど激しい場合を除いて特別な対象は入りません。

 

 

正直に言うと小児用のナイトガードの話だと私は聞いたことがありません(ウェブ上でアップされているのも成人用のナイトガードです。もしどなたか、小児用のナイトガードを使用して貰っている先生がいたら、向学の為に教えて頂ければ幸いです)。

 

 

大人の場合は歯ぎしりによる悪影響が大きいですが、小児の場合はそれほど大きな問題を生じる事はありません。

 

 

成人のナイトガードについてはYOU歯科の歯科ホームページに記事がのっています。

 

 

興味がある方はこちらをご覧下さい。

 

 

大人でも違和感があって使用できない人がいるのに小さいお子さんに使用させる意味があるのでしょうか?

 

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 成人のナイトガード

 

 

私が小児用のナイトガードを見たことがないのは、ほとんど入れる先生がいないのとやはり小児の歯ぎしりは大きな害を与えることが非常に少ないからでしょう。

 

 

専門的に見ると歯ぎしりを行う筋肉が成人と異なるために歯ぎしり自体で大きな負担をかけることがないからです。

 

 

成人では咬筋という筋肉、小児では側頭筋と言う筋肉がメインで歯ぎしりを行うそうで(歯ぎしりに詳しい先生に聞きました)、大きな力がかからないそうです。

 

 

さらに、歯ぎしりが激しい場合に矯正治療をお勧めしているサイトもあります。

 

 

先ほどもお話ししたように私自身日本矯正歯科学会の認定を更新していますが、小児の歯ぎしりを矯正で治すと言う話は聞いたことがありません。

 

 

もともと歯ぎしりは、脳が行っているものでなぜこのような行為が行われているか不明な部分がありますがストレスを軽減させる働きも指摘されています。

ストレスマネジメントと言う考え方ですね2。 

 

ラットを用いた実験では歯ぎしりが血液中のストレスに対する物質を減らすという論文もあります2

 

 

もちろん、ストレスを減らす働きがあって歯ぎしりをやっているとは言い切れない部分もあります(何故歯ぎしりをしているか良く解っていません)。

 

 

しかし、小児が歯ぎしりしているからといってナイトガードを入れたり矯正治療を行というのは明らかに過剰反応です。

 

 

成人では、歯ぎしりに対して歯ぎしりを防止する噛み合わせの与え方ではなく、歯ぎしり行っても補綴物等の間が壊れないような噛み合わせを与える方法と言う噛み合わせの与え方もあります(オーストラリアのスラビチェックが提唱している順次誘導咬合:シーケンシャル オクルージョンというのがそうです)。

 

 

しかし、小児においてはそのような話は聞いたことがありませんし重度の場合は除いて必要ないでしょう。

 

 

重度の場合と言うのは、歯の表面を覆うエナメル質という部分が歯ぎしりによって、すり減ってしまい、その下の象牙質と言う柔らかい部分が露出して痛みを訴える場合です。

 

 

痛い場合は生活に問題が出てしまいます。

 

 

この場合には、歯科医院に行って適切な処理を受けた方が良いでしょう。

 

 

それ以外は、様子を見て問題ありません。

 

 

参考文献:

1)SR Shetty, AK Munshi :Oral habits in children–a prevalence study.Journal of Indian Society of Pedodontics and Preventive Dentistry:16(2) ;61-6,1998.

2Tatsuo Yamamotoら:Effects of Professional Toothbrushing by the Toothpick Method on Oral Malodor.The Bulletin of Kanagawa Dental College38(1): 3 -10,2010.

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

【ご予約専用フリーダイヤル】
0120-979-219

(受付時間9:30~17:30)※当日でも承ってます

 

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