江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 乳幼児期の肥満が将来に与える影響について
 

最近胎児期や幼児期の肥満が大人になっても影響を与えるのではないか?という研究がなされています。

 

 

概ね、幼児期の肥満は大人になっても肥満と関係しているという報告が多いです1~5)

 

 

更に肥満のみならず成人病の2型糖尿病、高血圧や 循環器疾患等と関連がある論文とする意見もあります6)

 

 

YOU歯科のサイトでも離乳食やその後の食育についても詳しく解説をしています(興味がある方はお読み下さい)。

 

 

関連性があるとは言っても強いわけではないので過度の心配はする必要は無いです。

 

 

やはりいつの時においても標準より、肥満の状態であることは良いことではありませんから、成長曲線から大きく外れるようであれば医師や栄養士に相談し適切な対応とるのが良いでしょう。

 

 

標準値よりも85%以上の肥満であれば、大人になっても肥満の確率がぐんと上がるようです5)

 

 

しかし、ここでも基準となる成長曲線が日本と海外では異なりますし、人種による違いもあるかも知れません(論じられていませんが)。

 
日本では厚生労働省が調査を行っている「乳幼児身体発育調査」がこちらの成長曲線に使用されることが多いです(こちらのグラフは平成22年度に行われたものです)。
 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 成長曲線
 

良く噛むと言う基準も中々難しいので、噛む事と肥満の関係については次のブログで詳しく解説しています。

 

 

数値にばかりこだわり過ぎず、太りすぎていたら肥満に注意するという考えで良いでしょう。

 

 

対策としては完全母乳に費用は肥満のリスクを下げることから可能であれば、母乳の時期から母乳で育てることが望ましいと言う報告もあります。

 

 

我々小児歯科領域と大きく関係しますが離乳食になっても、よく噛むということが肥満の防止につながると言われています。

 
乳幼児期に関する論文はありませんでしたが、小学校3年生から中学校3年生に対して行った論文では良く噛むと肥満が減ったという報告もあります7)
 

離乳食などのバランスも重要ですが、よく噛むことにも注意をはらってお子さんに食事してもらうように注意して下さい。

 

 

やはり、成人になって病気をしないというのは重要なことなので、肥満を考慮した離乳食及び食育が重要になってきます。

 

 

参考文献:

1Miura K, et al: Birth weight, childhood growth and cardiovascular risk factors in Japanese aged 20 years. Am J Epidemiol 153 783-789, 2001.

2)Serdula MK, Ivery D, Coates RJ, et al. Do obese children become obese adults? A review of the literature. Prev Med 22:167–77,1993.

3)塚田 久恵,他:乳幼児期肥満と成人肥満との関連-石川県における出生20年間の縦断研究-.日本公衆衛生学雑誌 50:1125-34,2003.

4)Must A, Strauss RS: Risks and consequences of childhood and adolescent obesity. Int J Obes Relat Metab Disord 23(Suppl 2): S2-11, 1999.

5)Philip R, et al: Identifying risk for obesity in early childhood. Pediatrics 118: 594-601, 2006

6)Waterland RA, Garza C: Potential mechanisms of metabolic imprinting that lead to chronic disease. Am J Clin Nutr 69::179-97, 1999

7)松田秀人,高田和夫,浅井 寿,栗崎吉博,長嶋正實,町田元實,斎藤 滋.小児肥満解消セミナーにおける肥満度の改善と咀嚼回数の関係.日本咀嚼学会雑誌 10(1):35-40,2000.

 

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

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