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2020年7月

みつ口と口唇口蓋裂とは?またその治療法について

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 みつ口と口唇口蓋裂について YOU歯科・小児歯科・治療

江別・大麻の歯医者 YOU歯科 みつ口と口唇口蓋裂について

 

一般に、生まれながらにして外見に現れる病気として最も多いものがみつ口(口唇顎口蓋裂)です。

 

こちらのサイトでは

1.唇裂について

2.唇顎裂について

3.唇顎口蓋裂について

4.口蓋裂について

詳しく解説しています。

 

これらの発生頻度については人種によって若干違いがありますが、我々日本人(黄色人種)では口唇口蓋裂が最も多い生まれつきの外観に現れる病気になります。

 

次に多いのが多指症と言って指の数が多いと言う病気になります。

 

口唇顎口蓋裂もしくは唇口蓋裂など様々な呼び方があります。

 

口蓋裂と呼ぶ場合もあります。

 

口唇口蓋裂の日本での最大の学会は、私も属している日本口蓋裂学会と呼びます。

 

口唇口蓋裂にはたくさんの種類があって、それによって治療方法が大きく異なるのです。

 

分類を行う時には、顎の裂も入るのでこちらのサイトではこれ以降唇顎口蓋裂とします。

 

唇顎口蓋裂の種類について詳しく説明をしていきます。

 

1.唇裂について

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 唇裂

 

唇が割れるている場合は唇の閉鎖術を行ってあげて、その後必要に応じて矯正治療を行います。

 

こちらの図1は、顔を正面から見た図になります。

 

唇を閉じる処置を行うのは生後6ヶ月くらいです。

 

この時期になると唇の赤い部分(赤唇)と白い部分(白唇)の境目がはっきりするからです。

 

これによって授乳障害を取り除きます。

 

顎裂(あごが割れている場合)や口蓋が割れている場合とは治療方法がことなります。

 

顎裂がある場合はその部分に骨を入れてあげる必要があります。

 

口蓋裂がある場合はその部分を閉鎖してあげなければいけません。

 

しかし、唇裂は骨移植や口蓋形成術などの処置を必要としませんので矯正治療はそんなに難しくない場合が多いです。

 

2.唇顎裂について

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 唇顎裂説明

 

これは1の状態に加えて、あご(顎)の骨(専門用語で歯槽部と呼びます)に割れが認められるものです。

 

こちらの図2は、実際にはあまり見る事はないと思いますが、鼻の穴を下から、また歯の噛む面を上から見た図になります。

 

唇の手術は1の場合と同様ですが、あごの骨に対するアプローチが必要になります。

 

顎の骨に対するアプローチは骨を移植して、裂がある部分に歯を萌出させる(はえさせる)ことを目的に行われます。

 

骨の移植に関しては、ここで説明すると非常に長くなるので割愛しますが時期や方法に関しては施設に異なるので、医師もしくは歯科医師に尋ねてみて下さい。

 

一般的には骨移植の時期については施設によって異なりますが概ね12歳前後で骨移植を行う施設が多いと思われます。

 

口蓋に裂がないので言語療法などの要はありません。

 

しかし、側切歯などに欠損が見られることもあるため、その場合は補綴(入れ歯もしくはブリッジ、インプラントなど)が必要となる場合があります。

 

片側性唇顎裂には右と左があります。

 

図の唇顎裂は左の唇顎裂になります(専門用語では左側唇顎裂もしくはUnilateral Cleft Lip and Alveoler Leftと呼びます)。

 

両側性と言って両方に裂がある場合もあります。

 

両側性の場合は、顎の骨や唇の位置に問題がある場合は施設によっては、手術の前に術前に顎と唇の位置を改善する為に矯正治療を行うこともあります。

 

3.唇顎口蓋裂について

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 唇顎口蓋裂

 

唇顎口蓋裂は他の裂とおなじように両方割れている場合と片方だけ割れている場合の2つのパターンがあります。

 

また、片側性の唇顎口蓋裂は矯正治療が非常に困難になります(矯正学的には片方だけ広げたりするのが難しいためです)。

 

図3に唇顎口蓋裂を示します。

 

2の状態に加えて、口蓋にも裂があるために2よりも処置が複雑な病気になります。

 

これは、口蓋に裂がある場合は口蓋部の閉鎖を行わなければならないからです。

 

口蓋を閉鎖しないと、発音障害が生じますし授乳障害が起こります(手術を行っても発音問題が生じることがあります)。

 

発音障害に対しては、発音を助ける器具(専門用語でスピーチエイドやパラタルリフト)を使用することがあります。

 

その為、口蓋閉鎖術と言う手術を行います。

 

この手術法に関しては現在2つのパターンがあります。

 

1歳6ヶ月位に行う1次口蓋閉鎖術と、軟口蓋(骨がない部分の口蓋)を1~2歳位の間に行い、その後成長を考慮して8~10歳位(施設によって差があります。1~10歳位と非常に幅があります)に口蓋閉鎖を行う2段階の口蓋閉鎖術を行う2つの方法があります。

 

私が属していた北海道大学では、手術を行う口腔外科医によっても1次口蓋閉鎖術を行う先生と2段階の口蓋閉鎖術を行う先生がいました。

 

そのため、術者によって手術法と手術時期が異なることがありますので注意がひつようです。

 

また、口蓋閉鎖術を行うと、歯並びに問題が出やすいのです(裂を閉鎖するので口蓋粘膜を引っ張る為に歯列が縮小しやすいのです)。

 

そのため、片側性唇顎口蓋裂の矯正治療に対する困難性については先ほど述べましたが、両側性の唇顎口蓋裂でも上あごの歯列が狭くなってしまい矯正治療は拡大を行わなければなりません。

 

拡大に対しては後戻りしやすいので、後戻りに対する処置(多くは金属の薄い板であるメタルプレートを使用します)が長期間必要になることが必要になります。

 

顎の裂に近接した歯については、先天的に無い場合や小さい場合も少なくないのでそれに対する、補綴的(歯を被せたり先ほど述べたようなメタルプレートを使用した処置)が必要になります。

 

4.口蓋裂について

 

江別・大麻の小児歯科 YOU歯科 口蓋裂

 

口蓋とは、図4に示すように上あごの歯の内側にある部分で舌の天井にあたる部分です。

口蓋には大きく分けて軟口蓋と呼ばれる骨がない部分と、骨がある部分の硬口蓋の2つに分類されます。

 

両方とも裂がある場合は閉鎖してあげなければいけません。

 

口蓋の閉鎖に関しては3の唇顎口蓋裂の項目をご覧下さい。

 

口蓋に裂があると、空気が鼻に漏れてしまいます。

 

これを専門用語で開鼻声と呼びます。

 

「カラスがカーカー」と言う発音が「アラスがアーアー」となってしまうのです。

 

開鼻声は、口蓋閉鎖術を行っても残ってしまうことがあります。

 

その為、先ほど述べたように発音を助ける器具を使用する他に更に手術を追加して開鼻声を改善するかどうかを判定する必要があります。

 

この手術は、口蓋閉鎖術を再び行う方法(これを専門用語でリプッシュバックと呼びます)と喉にある弁を使用して閉鎖を行う(これを専門用語でファリンジャールフラップ 咽頭弁閉鎖術 と呼びます)二つの方法に分かれます。

 

この手術に関しても、口腔外科医および形成外科医によって考え方が違うので通われている施設の先生と相談するようにして下さい。

 

YOU歯科 院長 歯学博士 石井 教生

 

【ご予約専用フリーダイヤル】
0120-979-219

(受付時間9:30~17:30)※当日でも承ってます

 

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